貴重化石が続々!特別展「恐竜博2019」に行ってきました!
上野の国立科学博物館で10月14日(月・祝)まで開催中の「恐竜博2019」に行ってきました。
今回は、恐竜のイメージを変えた「恐竜ルネサンス」の始まりから約50年経った記念で行われています。
それまで恐竜はコモドオオトカゲ[学名:Varanus komodoensis]の様に鈍感なイメージが強く、尾を引きずった復元が強かった様です。
しかし、尾を引きずった復元は、足跡にそのような跡がなかったため、消えていきました。
そして、鈍感なイメージを打開したのがジョン・オストロム博士(Dr.John Ostrom, 1928~2005)です。彼はデイノニクス[Deinonychus]が活発な恐竜である事から、恐竜は外の温度変化に左右されずに体温を一定に保てていたのでは?という説を唱えた事から始まったのが「恐竜ルネサンス」。
東京オリンピック(1964年)の5年後である1969年に始まったんです(笑)。
この特別展の始まりはもちろん・・・
デイノニクス[Deinonychus]です。
「ジュラシックパーク」のラプトル[Raptor]のモデルだと考えられています。
近年は「鳥は恐竜だ」という考えが主流になりました。
その根拠の一つが・・・
「育メン恐竜」と言っていいのか分からないですけど、鳥の性質に従えば雄も育児を行っていた(コウテイペンギン[学名:Aptenodytes forsteri]やダチョウ[学名:Struthio camelus]など)という事になりますからね。
じゃあ、以前Blogで取り上げた「DINO SAFARI」でトリケラトプス[Triceratops]の親子がいたけど、親はフリルが色鮮やかだから雄かな?(笑)
ちなみに8月30日ON AIRの「チコちゃんに叱られる!」では恐竜について取り上げられていました。ザキヤマさんこと、山崎弘也さんの言った「恐竜をカラッと揚げたものを食べてるんですものね。」におなかを抱えて共感した(笑)
次のゾーンでは、デイノケイルス[Deinocheirus]がテーマ。
長い間、巨大な腕のみが発見されていたのに、近年、その正体が明らかにされた恐竜です。
デカイ!
もしかして、今まで見てきた骨格の中で一番インパクトがあるかも!!
これ、実はガリミムス[Gollimimus]の親戚。なのに、好物は魚。足も沼地で走れるように頑強になってます。
タルボサウルス[Tarbosaurus]が獲物を狙っていますね。アジア最大・最強の肉食恐竜で、名前の意味「危険を告げるトカゲ」の通り、恐ろしいハンターなのです。ティラノサウルス[Tyranosaurus]によく似ているとおっしゃる人も多いかも。でも、前足がティラノサウルスより短いという特徴があります。
カムイサウルス[Kamuysaurus]です。つい最近、学名がつきました。
大きいです。全長は8メートル。こういうのが日本で見つかる時代なんですね。スゴいです。
ちょっと!(驚)
これ、よくNHKでやっていた実物化石じゃないですか!!スゴい!今回のために来たんですね。
お会いしたかったです!
ティラノサウルス[Tyranosaurus]だ!今回はラストにいるんですよ。
もう、ほかにたくさんいて、忘れる。(笑)
体重は8トン。アフリカゾウ[学名:Loxodonta africana]より重いんです。
最近、ティラノサウルスの化石であるスー[Sue]と呼ばれる個体の骨格の前足から痛風の跡が発見されました。ライオン[学名:Panthera leo]などは、尿酸を分解できるけど、恐竜は尿酸の分解が不可能だったために痛風になったらしい。ということは、アロサウルス[Allosaurus]なども通風になったかも!?
今回は、ざっと紹介した程度でしたが、いかがでしたでしょうか。
まだ、間に合いますので是非どうぞ!
学名はちょっとだけ誤字があるみたいです。(汗)
返信削除ティラノサウルスとガリミムスのところかな。
ご了承下さい。